快気祝いとは?
病気やケガが治ったら、お世話になった方々や、お見舞いに来ていただいた方に「治りましたよ!」と前回の報告をかねて「ありがとう」のお返しをすることを「快気祝」、「快気内祝い」といいます。
かつては快気祝をしないと再び病気になるという俗説もあったため、見舞ってくださった方たちを招いて快気祝パーティーを行うこともありました。
最近ではそういった風習はほとんどなくなり、代わりにお見舞いをいただいた方に「元気になった報告とお礼のあいさつ」として快気祝いを贈るようになりました。
いつ贈るのがいいの?
お見舞いをしていただいた方へのお返しは、何よりも元気になった姿を見せることが一番。正式なお礼の挨拶は、体が本調子に戻り元気になってからします。また、退院から10日後ぐらいが目安です。
快気祝いの相場は?表書きは?
金銀、または紅白の結び切りの水引にのしあり。
お祝いの金品の表書きは「御見舞」または「快気祝」。
水引の結び目の中央下に表書きよりもやや小さく姓または姓名を書きます。
快気祝やお見舞いのお返しの品を送る場合には、いただいた品物の三分の一から二分の一程度の金額のものを選ぶのが妥当です。いただいた金額がまちまちでも商品を一律におくってしまっても構いません。
会社関係で同じ部署や課などからいただいた場合は「○○部ご一同様」「○○課ご一同様」として贈りましょう。
どんなものを贈ればよい?
病気が後に残らないように・・・という気持ちを込めて、あとに残らないものを選びます。
溶けてなくなる・・・の意味から、砂糖・石鹸・お菓子類(焼き菓子・チョコレート)などが適しています。
また、入浴剤やタオルも「病を水に流す}という意味から、適しています。ほかには食品では自然食品・昆布・かつおぶし・食用油・乳製品など「健康」をイメージする品が適しています。
長期入院・療養でもとりあえずの
お礼がしたい場合は?
退院はするけれど自宅療養の場合、退院した時に「退院内祝い」というお返しをするか、またお見舞いのお礼と自宅療養をすることを告げたはがきを出すという方法もあります。お返しは全快してからで構いません。
自宅療養の場合は?
退院はするけれど自宅療養という場合、退院した時に「退院内祝い」というお返しをするか、またはお見舞いのお礼と自宅療養をすることを告げたはがきを出すという方法もあります。お返しは全快してからで構いません。
闘病の甲斐なく病人が亡くなってしまった場合
一般的には香典返しの折にお見舞いに対するお礼も併せて行う方法が考えられます。 このときは、香典に対する御礼状とは別に、手書きの一文を添えたお見舞いに対する御礼状を用意します。 また、お見舞いをくださるような近しい関係の方であれば、亡くなった折には弔問される方が多いはずです。その場合は、香典とお見舞いのお礼を含めて香典返しを。落ち着いてから生前のお見舞いに対しての礼状を出します。